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川崎市新型コロナウイルス感染症対策本部会議について

川崎市では、昨年1月31日から「川崎市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、市長・3副市長・局長・各区長等が出席する対策会議を約2週間に一度のペースで開催しています。直近では、1月6日に第27回が開催されました。内容は、①本市の医療体制 ②国県等の状況に伴う準備について等です。 それによると、本市における医療の状況は、即応病床ベースで準備病床は180床あり、陽性者病床は12月31日時点で138床、うち重傷者は30床。年末年始における市内病院の入院受け入れ状況は、1月5日時点で陽性入院者115人、うち20人が重症、疑似症者は32人とのことで、1月中旬までに、準備病床はほぼ全床稼働予定となっています。 昨日の陽性者数は226人で、死亡した方は70名となっています。陽性者数のうち、20代、30代が約5割を占めており、感染経路は家庭内が3割、陽性者との接触が2割、不明が5割となっています。また、無症状の方も約1割います。 現在、神奈川県では、軽症者の希望者は、横浜市や厚木市、三浦市等県内のホテルで宿泊療養が可能となっています。 ところが年末、私の元に、小規模多機能入居施設を利用しながら在宅介護している親が施設で濃厚接触者となり、その後、陽性と判明したという方から、認知症など要介護者が陽性となり、施設での預かりを拒否、または施設が閉鎖された場合の対応について問い合わせがありました。幸い、その方のケースでは、他の陽性者とともに施設で介護を続けていただけたおかげで家族が在宅介護をせずに済みましたが、今後の参考に教えて欲しいとのことでした。確認したところ、現状では、施設がエリアを分けて対応に協力してくれているとのことですが、今後、そうした事例が増えた場合は、今のところ家族が看ることになると想定されるとのことです。 ちなみに、待機期間終了後のPCR検査は実施されません。昨年10月に「3日間症状がなく、無症状で10日間過ぎた場合は実施しない」と国が指針を示したそうです。 市民の皆様には、できれば緊急事態宣言期間中は、出来るときはステイホームを実践していただき、一日も早く日常に戻れるよう、皆で力合わせしていただきたいと思います。 なお、市内61ヶ所のインフルエンザ定点からの発生報告によると、大きな発生はこれまでのところないとのことです。 インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も、手洗い・うがいの徹底、マスク着用に努めることで自己防衛を図っていきましょう。