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3月11日14時46分 黙祷

3月11日14時46分 川崎市では、東日本大震災で亡くなられた方に黙祷を捧げました。10年前のあの日、私は初めての選挙に向けた活動の真っ只中でした。当時は、スーパーとスーパーの間にあるビルの1階に事務所を構えていました。午前中の活動を終えて、事務所でチラシを折る作業中に突然大きな揺れが…。目の前の停留所に停まったバスが、まるでトランポリンの上に停まったのかと思うほど上下に揺れ、収まったと同時に何人も人が降りて倒れ込んでしまいました。駆け寄ると、あまりの揺れに酔ってしまったということでした。みなさん程なく回復され、それぞれ帰って行かれました。その後も続く余震に、スーパーで買い物されていた方がテレビを見せて欲しいと入って来られたり、近隣で一人暮らしをしている女子学生さんが一緒にいて欲しいと泣きながら来られたり。数日の間、選挙事務所が色々な方の居場所になりました。その後、政党からの要請で募金活動を始めました。私自身は、街中で募金活動を行った経験もなかったので躊躇していましたが、議員でもなんでもない見ず知らずの私に「政治家のあなたに託すから必ず有効活用して」と一万円札や五千円札などお札中心に預けてくださる方、学生さんやお子さんを連れた若い方など様々な方から預けていただきました。一日で10万円以上集まることも度々あり、みなさんの想いに涙が出るとともに、改めて自分が挑戦している仕事の重みに身の引き締まる思いがしたことを、今でも忘れません。こうした経験も、私に政治家を志す意義と責任感を与えていただくには十分でした。このように、私の政治家活動と東日本大震災は、切り離すことができません。今年、10年という区切りを迎えましたが、被災者のみなさんにとっては終わりではなく通過点です。これからも、色々な方々の立場に寄り添える議員を目指して活動を続けていきます。