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新百合ヶ丘駅南口で街頭演説会

今日は、笠ひろふみ衆議院議員、石川ひろのり神奈川県議、鈴木市議とともに新百合ヶ丘駅南口で街頭演説会を行いました。今日の私は、投票率が戦後3番目の低さを記録したことに関連し、主権者教育の必要性をお話ししました。数年前に市議会で視察したスウェーデンの高校では、選挙中に政治家本人達が投票権のない生徒たちにマニフェストや政党の主張をしに訪れ、それを以って生徒は実際の候補者で模擬投票を行います。
さらに、実際の選挙結果と、生徒たちの結果を比べて考察もするということです。また、選挙時以外では、生徒たちは自分の支持政党の立場のみならず、支持しない政党の立場にも立ったディベートを行い、報道やデマに惑わされない自分自身の思考を養う訓練を受けています。そうした政治への関心を授業を通して養っているため、スウェーデンの投票率は、若者から高齢者まで全ての世代で8割以上の高さを誇っています。日本では、戦前教育の反省から極端なほど学校で政治を学ばせることをタブー視してきました。学校での主権者教育も、模擬投票で体験することがほとんどで、議論を戦わせることはしません。投票行為を経験させるだけの『形だけの主権者教育』ではなく、政治を『自分事として捉える思考を育て』なければ、いつまでも日本の主権者教育は進歩しないと考えます。
これまで教育分野で多くの実績を残してきた笠ひろふみさんには、改革に取り組んでいただきたいと思います。今朝、NHKの日曜討論でも話されていましたが、「大学受験の方法が変わることについても、全く関係ない立場や世代の人間が考えたことであり、学生の立場で言えば冗談じゃないと言いたい話。
このように若い世代の政治家が生まれなければ、当事者の意見が反映されない政治が続いてしまう」「多くの学校が生徒会はあっても、生徒会の提案を先生から頭ごなしに否定されることが多く、生徒達はこうした体験を通じ『結局何も変わらない、変えられない無力感を学校で学んでいる』ことも、政治に無関心な若者を産んでいるのではないか」という意見がありました。この話で思い出したのが、私達が視察したスウェーデンの高校の生徒会活動です。この話は、また長くなるので、あらためてお話しします。